Googleコアアップデートとは?アルゴリズム変更とSEO対策の方法を解説!

アルゴリズム

WEBサイト運営者にとって命運を分けるといっても良い「Googleコアアップデート」。

ただ、「そもそもGoogleコアアップデートって何?」「Googleコアアップデートが起こったら、どう対処すれば良いの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はそういった方へ向けて、Googleコアアップデートについて、アルゴリズムの変更内容やSEO対策の方法を解説していきます。

この記事を読めば、Googleコアアップデートについての理解が深まり、アップデートが起こったときに冷静に対処することができるようになるでしょう。

Googleコアアルゴリズムアップデートとは?

Googleコアアルゴリズムアップデートとは、Googleが検索順位のランク付けの根本的な部分を見直して更新することを指します。

このアルゴリズムの変更は不定期で行われているため、誰にも読むことができません。また、変更後のアルゴリズムに適していないページは大きく順位を下げてしまいます。

これらの要因から、GoogleコアアルゴリズムアップデートがWEBサイト運営者にとって死活問題となっています。WEBサイト運営者は、Googleコアアルゴリズムアップデートについて必ず把握しておきましょう。

Googleコアアルゴリズムアップデートの歴史

過去に行われたGoogleコアアルゴリズムアップデートと、その変更内容を見ていきます。

2011年:パンダアップデート

ユーザーにとって低品質なページが検索順位を落とされました。具体的には、コピーコンテンツや自動生成されたコンテンツ、内容のないアフィリエイトページなどが対象です。

2012年:ペンギンアップデート

低品質な被リンクを集めて上位表示を獲得しているページが検索順位を落とされました。具体的には、買って集めたリンクやサテライトサイトからのリンクなどが対象です。

2013年:ペイデイローンアップデート

金融系やクレジット系、アダルト系の低品質なWEBサイトが上位表示されるのを防ぐアップデートです。

2014年:ハミングバードアップデート

キーワードの検索意図に合ったページを表示するためのアップデートです。文脈を読み取って検索意図を検索順位に反映することができるようになりました。

2014年:ピジョンアップデート

ローカル検索の精度を高めるためのアップデートです。ローカル検索を行う際のユーザーの利便性が向上しました。

2014年:ベニスアップデート

ユーザーの現在地に基づいた適切な検索結果を表示するためのアップデートです。位置情報を読み取って、関連性の高い検索結果を表示できるようになりました。

2015年:モバイルフレンドリーアップデート

モバイル対応しているかどうかが検索順位に影響するようになったアップデートです。このアップデートにより、モバイル対応が必須となりました。

2015年:クオリティアップデート

コンテンツの品質評価に関するアップデートです。よりコンテンツの品質を重視するランキングアルゴリズムへと変更されました。

2017年:インタースティシャルアップデート

ページの閲覧を妨害するポップアップ広告を表示するページの評価を下げたアップデートです。ページを閲覧するのに明らかに邪魔なポップアップ広告を表示するページが対象です。

2017年:日本語検索アップデート

日本語検索における低品質なページが順位を落としたアップデートです。このアップデートにより、ユーザーが求めているページへたどり着きやすくなりました。

2017年:健康アップデート

医療・健康に関する検索順位を改善するためのアップデートです。これにより、医療に知見のないライターが書いたページが順位を落とし、医療従事者などが書いたページが順位を上げるようになりました。

2018年:スピードアップデート

モバイルサイトの表示速度を検索順位決定の要因としたアップデートです。このアップデートにより、極端に表示速度の遅いページが検索順位を下げました。

2019年:BERTアップデート

ユーザーの検索意図に合った検索結果を表示するためのアップデートです。このアップデートで、キーワードの文脈やニュアンスをより精密にくみ取ることができるようになりました。

2020年:The May 2020 Core Update

この記事を書いている時点での直近のコアアップデートです。品質の低いページが順位を落とし、特にYMYL分野のページが大きな影響を受けていると推測されています。

コアアップデートが起きたときの対策手順

Googleのコアアップデートが起きたときには、焦らずに現状を把握することが大切です。アクセスが激減してしまった場合も、まずは客観的にWEBサイトのアクセスを確認しましょう。

アクセス数の変化をチェックする

コアアップデート前に比べてアクセス数がどれくらい変化したのかをチェックします。アクセスの変化の振れ幅によって、これから取るべき対応が変わってきます。

◎変化なし・増加 ➔ これまで通りの運営を継続する
◎微減 ➔ アップデートが落ち着けば戻る可能性がある
◎激減 ➔ アクセスが落ちているページを特定する

上記に従って冷静に対応します。以下では、アクセスが激減した場合の対処方法に絞って解説します。

WEBサイト全体のアクセス数が落ちた場合

WEBサイト全体のアクセスが落ちている場合は、WEBサイト全体の評価が落ちている可能性があります。WEBサイト全体に共通する部分に着目して、改善する必要があるでしょう。

また、健康アップデートのように、ある特定のテーマの評価が厳しくなっている場合もあります。このような場合は、てこ入れをして運営を継続するのか、難しそうなら撤退するという選択も必要です。

一部のページのアクセス数が落ちた場合

一部のページのアクセスが落ちた場合は、ページ単体で評価が落ちた、あるいはキーワードとの関連性が弱かったという可能性があります。したがって、ページごとに原因を特定して、コンテンツを強化する必要があるでしょう。

これは、WEBサイト全体のアクセスが落ちた場合にもいえますが、コアアップデートが落ち着くとアクセス数が戻る可能性もあります。焦って修正を加えるのではなく、1~2週間は様子を見ることも必要です。

コアアップデートに効果的な5つのSEO対策

Googleコアアップデートは頻繁に実施されており、また、どんな変更がなされるのかも読めません。しかし、Googleコアアップデートは上で見たように、Googleの本質的な理念にしたがって行われていることは間違いありません。

以下では、Googleの本質的な理念に基づいたSEO対策の方法を紹介します。どの時代にも普遍的な対策を知っておくことで、どんなアップデートにも対応することができるでしょう。

内部対策を徹底する

まずは、基本的な内部対策を徹底するように心がけます。なぜなら、コアアップデートで順位を落としてしまった場合、そもそも基本的な内部対策ができていないことがあるからです。

具体的には、以下のような内部対策が基本として挙げられます。

◎タイトル・見出しにキーワードを含む
◎メタタグを設定する
◎altタグを設定する
◎パンくずリスト・グローバルナビを設定する
◎サイトマップを送信する など

基本的なSEO対策ができていないと、どうしても検索順位は上がってきません。順位が下がってしまった場合は、まずは基本に立ち返って確認しましょう。

検索ニーズを捉える

ページで狙っているキーワードの検索ニーズを捉えることが重要です。コアアップデートでは、度々キーワードとコンテンツの関連性を見直すランク変更が実施されており、キーワードと
コンテンツの関連が重視されていると考えられます。

検索ニーズを捉えるためには、以下の施策が効果的です。

◎関連キーワード・サジェストワードをチェックする
◎Yahoo!知恵袋を使って実際にキーワードで検索する
◎競合上位ページのコンテンツ内容をチェックする

上記のようなリサーチを行うことで、そのキーワードでユーザーが何を求めているのかが見えてきます。検索順位の下がったページのキーワードを再度リサーチし、検索ニーズを再考しましょう。

EATを高める

Googleの検索エンジンは、近年特にEATを重視する傾向にあります。これは、健康アップデートで大量生産された医療分野のページが軒並み順位を落としたとおりです。EATとは、以下の3つの概念の頭文字を表しています。

◎Expertise(専門性):特定のテーマに専門的なWEBサイトであるか
◎Authoritativeness(権威性):著者・運営者はそのテーマに精通しているか
◎Trustworthiness(信ぴょう性):情報に誤りはないか、情報ソースは信頼できるか

これらの3つの要素を充実させることで、Googleからの評価を高めることができます。検索順位の下がったページは、EATの観点から補強してみてください。

表示速度を上げる

Googleは、ページの表示速度もページランクに関係していると公言しています。また、Googleの基本理念である「Googleが掲げる10の事実」にも記載があります。

 
3. 遅いより速いほうがいい。
Google は、ユーザーの貴重な時間を無駄にせず、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供したいと考えています。
引用元:Google が掲げる 10 の事実|Google

具体的な施策としては、画像サイズを小さくする、キャッシュを利用する、無駄なコードを削除するなどが挙げられます。ページが重くなっている場合は、これらの施策を行って表示速度を改善しましょう。

被リンクを獲得する

被リンクを獲得することも、普遍的なSEO対策の1つです。Googleの基本理念である「Googleが掲げる10の事実」にも以下のような記載があります。

 
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。
引用元:Google が掲げる 10 の事実|Google

ただし、コアアップデートにもあったように、人為的な被リンクはGoogleペナルティの対象となります。あくまで良質なコンテンツを作成した結果として、自然に被リンクを獲得するようにしましょう。

まとめ:コアアップデートへの対策はコンテンツの品質を高めること

今回は、Googleコアアップデートについて、アルゴリズムの変更内容やSEO対策の方法を解説しました。

本記事の要点は、以下のとおりです。

Googleコアアルゴリズムアップデートとは?
コアアップデートが起きたときの対策手順
コアアップデートに効果的な5つのSEO対策

この記事を参考にして、Googleコアアップデートについての理解を深め、アップデートが起こったときに冷静に対処できるようにしておきましょう。

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